コラム– category –
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【信仰随想9】先人の道すがら 百年に思いをはせて 東吉野支部長 中西佐内
教祖百四十年祭に向かう三年千日の時旬の中にあって、敷島大教会より年祭の活動方針をご提唱くださり、「ひながたを目標に教えを実践し、救け一条の歩みを進めよう」とお示しくださいました。 その活動方針を受けて、当教会も達成目標を「月次祭の充実を目... -
【信仰随想8】人助けとは 奈良支部長 向正訓
肩に痛みが出て、思うように腕が上がらなくなってきました。 医者に行くと、放って置いたら大変なことになると言われ、何も分からぬまま、手術をしてもらいました。 たった一週間ほどの間でしたが、入院して気が付いたのは、「人間は病むと、こんなにも孤... -
【信仰随想7】教祖の御心を糧に 南奈良支部長 山澤 登
『逸話篇』の「一二三 人がめどか」では、「教祖は、入信後間もない梅谷四郎兵衛に、『やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。』と、お諭し下された。」とあるように、自分の生来の癖を取るというのは、なかなか取れるも... -
名器への幻想⑧【其の五十一】
こうして書いてきたが、「名器」とはどんな楽器を指すのか結局判らない。 まず「何々天皇が某神社に祈願のため奉納した楽器」とか「何々天皇の御物」。 または「左大臣某の所持していた楽器」といったいわくのついたグループ。 つぎに「誰々が吹いていた(... -
名器への幻想⑦【其の五十】
意外に何の装飾もない素筝が弾くと良く鳴ったり、無名の何と言う事のない篳篥が音の抜けが良かったりするものである。 それが(2) のグループに属する楽器達である。 前にも書いたように、篳篥とか笛とい楽器は細工を施して美術品にすることは出来ない... -
【信仰随想6】てびきを受けとめ次世代へつなぐ 生駒支部長 田中年男
昨年4月より生駒支部長としてつとめさせていただくことになりました。 時あたかも教祖百四十年祭三年千日に向けて動き出そうとする年、秋季大祭には真柱様より「諭達第四号」を発布くださるという節目の年であります。 それまでの三年間は新型コロナウイ... -
名器への幻想⑥【其の四十九】
いつの時代にも戦禍というのは文化財を損失させる。 第二次世界大戦とその後の混乱でも、貴重な楽器類の焼失と海外流失が多々あったと聞く。 江戸時代になり、天下が統一されて戦いのない平穏な世になると、大名家が装飾品を兼ねて雅楽器を揃えるようにな... -
【信仰随想5】心澄み切る教えに学ぶ 山辺支部長 北谷清
この道は、「腹の立たぬよう、何も心に掛けぬよう、心澄み切る教えやで。」(明20・3・22)とお教えいただく。 腹を立てると【内臓の働きが悪くなり、体内に毒素が発生する、又、交感神経と副交感神経の調和が崩れ、様々な症状が現れる】という話をどこか... -
名器への幻想⑤【其の四十八】
(六)横笛 葉二 博雅三位の笛「朱雀門の前で終夜笛を吹く云々」の逸話の時の笛。その後宇治平等院建立の時、経蔵に納められたという。天下第一の笛である。 薄墨 源頼義の笛。駿河の久能寺に納めてあると言われる。これ等は書かれている名器のほんの一... -
【信仰随想4】こころに花を 御所支部長 長谷川理一
自教会の庭のハナミズキが今年も少しではあるが咲いた。 この木は、長い期間花芽を付けなかったので、もう根から切って終おうかと悩んでいたが、この数年前から少しずつ花を咲かすようになったのである。 花が咲かず悩んでいた頃、ある先生から聞いた三代... -
【信仰随想3】三年千日を歩む前に 五條支部長 山本喜信
この度の世界的な大節とも言える新型コロナウイルスの感染拡大で社会の動きが大きく変わったと思えます。 様々な行事や活動がストップとなり、今まで当たり前に行えた団体活動が出来なくなりました。 想像出来なかった事だけに各方面に大きな影響を与え、... -
名器への幻想④【其の四十七】
(一)和琴 鈴鹿…江談抄という本によれば「累代天皇の渡し物である」という。 河霧 炎上で消失したとなっている。承平という年号は七年までしかなく、また木の楽器が七〇〇年も残っていたというのも少々怪しいような気がする。 (二)筝 秋風… 延喜帝だが...