コラム

コラム 雅楽の話

略史④【其の十六】

2021/8/19  

ここで雅楽を専門職業とする楽家がっけについても書いておかなければならないでしょう。 大同二年(807)に近衛府このえふが設置され、それまでは貴族の教養として、或いは遊びとしての雅楽であったものが、官人 ...

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略史③【其の十五】

2021/8/19  

この時代、催馬楽さいばら、朗詠ろうえい、風俗歌などの宮廷歌謡も華やかに展開した時代でもありました。 催馬楽は地方の民謡などが宮廷に取り入れられ、大陸伝来の音楽様式に準じて編曲されたもので、「梅枝」「総 ...

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略史②【其の十四】

2021/8/19  

先述の尾張浜主おわりのはまぬしは、仁明にんみょう天皇の御前で百十三歳の高齢でもって「和風長寿楽」を舞った、という記録が残っている。 この尾張浜主は熱田神宮の伶人で、当神社には尾張浜主愛用の琵琶が残って ...

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略史①【其の十三】

2021/6/13  

ここで、日本での雅楽の歴史について触れてみます。 楽舞に関する最古の記録は、五世紀中頃の允恭いんぎょう天皇の崩御に際して、新羅(朝鮮半島)から楽人が来た。 という日本書記の記事です。 次に、欽明きんめ ...

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伎楽について②【其の十二】

2021/6/13  

宮内庁楽部の上家は竜笛の他に伎楽笛方として伎楽の笛を相伝し東大寺興福寺仏生会の伎楽に奉仕していた。 差し支えた時は芝家に依頼しており、明治二年の最後の伎楽には、芝葛鎮が興福寺にて奏し、その後、伎楽笛譜 ...

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伎楽について①【其の十一】

2021/6/13  

以前に、伎楽(妓楽=呉歌舞)について少し記しました。 今回、もう少し詳しく書いてみます。 「昭和五十五年十月十七日、東大寺大仏殿前庭は五色の幕でおおわれ、金色の鴟尾しびが大屋根に輝く。黄、赤、緑、金、 ...

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神社の祭典【其の十】

2021/6/9  

祭典の奏楽の話のついでに、神社の祭典奏楽にも触れてみましょう。 童謡「村祭り」に“村の鎮守の神様”とういう歌詞が出てきますが、これは村社=氏神様のことです。 旧官幣大社(出雲大社、春日大社など)の大き ...

コラム ひろいせかいや

世界に通用する美とは【山田潤史②】

2021/6/9  

時間にしてわずか10分。 コレクションのショーは大団円を迎えました。 こんな機会は滅多にないと、ショーの観覧を終えた私は厚かましくもほんの少し前まで美しいモデル達の歩いていたランウェイに踏み入れたので ...

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祭典の奏楽【其の九】

2021/5/23  

さて、祭典の話に戻ります。 教会によって多少の違いはありますが、まず開扉から始まります。 そして献饌。 あらためて会長以下おつとめ奉仕者が参進して祭儀が始まります。 雅楽が演奏され、祭主が親神様、教祖 ...

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大嘗祭【其の八】

2021/5/23  

ところで、令和になって八ヵ月が過ぎました。 十一月十四日から十五日にかけて大嘗祭だいじょうさいが行われました。 天皇が即位され、生涯に一度つとめられる儀式(祭典)です。 大嘗殿の右側に悠紀殿ゆきでん、 ...

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芸術とはなんぞや?【山田潤史①】

2021/5/23  

6年前、私はフランス、パリに行きました。 パリ・コレクションを観覧する機会に恵まれたからです。 初めてのヨーロッパ、それも芸術の都パリで、その最高峰たるパリ・コレクションです。 これはパリに行けば、あ ...

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アメリカンスクールライフ【永尾篤夫②】

2021/5/19  

オーストラリアで高校生活を送った私が次に向かった先はアメリカの最北東メイン州。 オーストラリアとは真逆の気候で、冬場は辺り一面雪に覆われ、気温もマイナス10度を前後する、絵に描いたような雪国でした。 ...

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オーストラリアンスクールライフ【永尾篤夫①】

2021/5/19  

シドニー、メルボルンに続くオーストラリア第3の都市ブリスベン。 私は高校3年間をここで過ごしました。 初めてオーストラリアに着いて空港を出ると、突き抜けるような青さの空と穏やかな風が私を包んでくれたの ...

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管絃音義【其の七】

2021/5/13  

また話はそれますが、江戸時代の曲亭(滝沢)馬琴の「燕石雑志えんせきざっし」に面白いことが書かれていますので、紹介しておきましょう。 「桃太郎、鬼ヶ島は鬼門を表せり」とあります。 鬼門は北東=丑寅の方角 ...

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ご存命の教祖を感じた日【村田明彦②】

2021/5/13  

陽気な人々が暮すフィリピン、この国へ訪れた理由と心に残ったある出来事を今回は書かせて頂きたいと思います。 フィリピンに行くことになったのは、天理大学在学中に国際交流プロジェクトに参加したからです。学生 ...

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陽気なフィリピンの人々を訪ねて【村田明彦①】

2021/5/13  

三十六年間の人生で約二年半海外で生活させて頂きました。 そのうちフィリピンで過ごした一か月のお話をさせて頂きます。 フィリピンは正式にはフィリピン共和国といい、七千以上の島からなる島国です。 言語は公 ...

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台湾の宗教観【西澤徳彦②】

2021/5/9  

今回は現地の事を知るうえで欠かせない宗教観について書いていきたいと思います。 日本だと地域によって差はありますが、宗教に対して良いイメージや、関わりたくない雰囲気があると思います。 私も今まで、「天理 ...

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台灣便利商店【西澤徳彦①】

2021/5/9  

私は天理大学を卒業した翌月から、台湾伝道庁で青年を2年間つとめました。 青年といっても午前中は言語学校に通い、昼から青年勤めをしました。 台湾は九州ぐらいの大きさで、東京から2163km離れた所にあり ...

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My Old Kentucky Home 【田中敏行②】

2021/5/9  

いろんな国に行かせていただき感じたことは、「宗教」というのが生活、または国のルールのベース(基礎)になっているということ。 その中でもアメリカは、もちろんのことですが、キリスト教の教えがベースで成り立 ...

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My Old Kentucky Home 【田中敏行①】

2021/4/19  

「Help! Help me!」 日本のとある保育園のトイレから英語で悲痛な叫び声が響いた。 駆けつけた先生が目にしたのは、和式トイレの使い方を知らず、便器にお尻がはまり、抜け出せずに泣いている田中少 ...

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雅楽の調子【其の六】

2021/3/13  

鎌倉時代に書かれた楽書がくしょ(雅楽の書物)に、「管絃音義」という書物があります。これは、天にある星、そして方位、時間、四季、色などを雅楽に当てはめ(コラボ)たものです。 順番に説明しましょう。 中央 ...

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音取と調子【其の五】

2021/2/13  

さて、奏楽の話に入って行きましょう。 祭典で楽人が所定の位置に着席いたします。ほとんどの教会では中段でしょう。座る序列は、鞨鼓かっこ・太鼓・鉦鼓しょうこ・琵琶・筝・笙・篳篥・龍笛の順です。 そして、ま ...

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琴、瑟相和す【其の四】

2021/2/9  

こうした古い雅楽器の名前を使い、「琴きん、瑟相しつあい和わわす」という言葉があります。夫婦仲がとても良いことをあらわしています。 その出典は、詩経、小雅の常棣に、 妻子 好合し 琴瑟きんしつ鼓こするが ...

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でんでん太鼓と笙の笛【其の参】

2021/2/9  

話はまたまた横道にそれますが、皆さんは「でんでん太鼓に笙しょうの笛」という言葉を知っていますね。 これは、江戸子守唄の一節です。その歌詞は、 ねんねんころりよ おころりよ ぼうやはよい子だ ねんねしな ...

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尺八も雅楽器【其の弐】

2020/11/13  

中国、朝鮮、ベトナム等々から伝わった雅楽は、当初、西洋音楽のオーケストラのような演奏形態でした。 正倉院には、その当時の楽器が残されています。 腰鼓ようこ―腰に結わえて演奏する 摺鼓かいこ―摺り鼓、手 ...

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雅楽は刺身のツマ?【其の壱】

2020/10/13  

今や天理教の祭儀式に欠かす事の出来ないBGMとなったガガク・・・。 御本部で、それぞれの教会でお馴染みの音楽だが、意外と知られていないのがこの雅楽ではないだろうか。 そこで雅楽という音楽のイロハを知っ ...

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