
青年会員として最後の入隊
分会委員長を終えるにあたり、これまでお育て頂いた御礼の気持ちを込めて、おぢばでの伏せ込みに励もうと、12月12日に「おやさとふしん青年会ひのきしん隊」に入隊することになりました。
1日だけではありますが、隊員としての入隊は何年かぶりでのこと。
年齢的にも会員としては最後の入隊になります。
旧青年会本部の解体作業
当日のひのきしん現場はいくつかありましたが、私どもの分会が割り当てされたのは嶽東・鹿島詰所の北側にある旧青年会本部の解体作業でした。
屋根などは既に解体済みのため、2階の床板や梁が剥き出しの状態です。
そこから少しずつ床板を剥がしていくなどの作業に当たりました。
旧青年会本部の建物は汗も涙も(血もちょっと)詰まった思い出の場所、その後仕舞いに少しでも携われたことは御礼の意味を込めて入隊した私にとっては最高の現場でした。
出したのに満ち足りてくる不思議
中々ハードな作業であり、ひのきしんを通して体力も時間も目一杯出し切って疲れているはずなのに、夕方に作業を終えて百母屋へ戻った頃には不思議と喜びや嬉しさが溢れ出ているような感覚でした。
まさに「心が満ち足りている」ような状態で、その時の清々しさというのは、最近では味わっていなかった格別のものでした。
やたらと体が温まる百母屋のお風呂で身も心も綺麗に整ってなんとも言えない有り難みを感じながら、風呂上がりには思わずホッとため息が出たりもしました。
おぢばでのひのきしんを通して「出しているのに満ち足りている」そんな不思議でありがたい経験を味わわせて頂きました。
なんだかひのきしん隊の作業日報のような記事になりましたが、当日を思い出せば思い出すほど過去に入隊した思い出までもが蘇ってきて、懐かしさを感じると共に、これが単なる過去の振り返りだけに留まらなくて、なんだか前向きな未来思考になれたというか、気持ちまでもが明るくポジティブになれたのです。
たまには過去を振り返って、懐かしさにふけってみるのも良いことなのかも知れません。
おぢばでのひのきしんのススメ
奈良県内在住であれば、他府県に比べてもおぢばへの地理的距離は近いので、おぢばがえりをした際には今まで以上に時間を作って、親里でひのきしんに励む機会を増やす。
そんな姿が平時よりも増えれば増えるほど、年祭活動3年目はより一層、親里でひのきしんに励む人の姿で賑わい、更にはおぢばでのそうした賑わいの姿はいずれきっと各地域にも映し出されて、同じように勇んだ姿が国々や世界でも次々と現れ出てくるのではないだろうか、などとワクワクしながら思いをめぐらしています。
おぢばでは教祖百四十年祭に向かうこの旬に、境内地をはじめ、おやさとやかた東棟周辺などでの「おやさとひのきしん」の受け入れをして下さっています。
青年会ひのきしん隊でのひのきしんもありますが、「おやさとひのきしん」なども活用し、おぢばでの伏せ込みに、これまで以上に励んでみるのも良いかも知れません。(きくぞう)