【陽気人の散歩道】息子の関西弁

SNSで見る他所の家庭は、どこも悩みなどなさそうにキラキラして視えませんか?

ですが、どれだけ幸せに見える家庭にでも、ひとつやふたつ抱えている課題があるように感じます。

一番身近で、一番小さなコミュニティなだけに、一度歯車が噛み合わなくなると、とても苦しい時間を過ごす事になってしまい、悩みの種にもなりますよね。

私は、年齢的に「子」の立場からの相談を、たびたび聞かせてもらいます。

いつも気の利いたことが言えず、どうしたら相手の気持ちを少しでも軽くしてあげられるのかと、やきもきしていました。

話は変わりますが、私は関東生まれ、関東育ちで、コテコテの標準語を喋ります。

18歳のときに、おぢばの学校に入学し、奈良県内に嫁ぎ、20年近く関西弁の中で生活をしています。

友達からも、旦那からも、いつまでたっても関西弁うつらへんなーと言われ続け、喋れる気もしていませんでした。

しかし、長男が幼稚園に通いはじめ、関西弁で喋りかけて来るようになり、ある日、とうとう「あかーん!」と、私の口から出たのでした。

自分自身が一番驚きましたが、それからもどんどん標準語から離れている今日このごろです。

友達からも、旦那からも移らなかったのに、子供からの影響力はなんと大きいのだろうと思わされる出来事でした。

それから親子の悩みを聞かせてもらった時、自分の下手な関西弁の話をするようになりました。

親にああしてほしい、こうしてほしい、そう思う姿を自分が実行して、そしてそばにいること。

息子が関西弁で私に話しかけながら、ただひたすらにそばにいてくれた、そのことを重ねて、話しています。

相手には、どう伝わっているかは分かりませんが、涙を流して聞いてくれる方もいました。

それほどに、親子の悩みは、追い詰められることがあるのです。

親々の時代には、その時代の苦労があり、その道中を通ってきたからこその、今の姿なのだと感じる瞬間が多々あります。

「自分は親のようにはならない。」という言葉もよく耳にしますが、だからと言って、親をないがしろにし、子供に孝を尽くすだけが、どうやら正解ではなさそうです。

真実の理を見た限り、親のあと子が伝う。(M26・6・21)

親の姿通りに、子に映ると教えて下さいます。

親がその親につくせば、親のあとを子が伝い、子も親に孝をつくすようになる、そんな道理なのだそうです。

親子の関係で悩まれている方には、簡単ではないと重々承知しています。

しかし、今、目の前の親の姿だけを見るのではなく、通ってこられた苦労に思いを馳せ、子から歩み寄りたいと、そんな風に思うのです。

この話題に触れても良いものか、本当に悩みましたが、どなたかの救いになることを祈って、筆をとっている次第です。次の機会には「親」側からの視点も綴りたいと思います。(さみっちゃん)