コラム ひろいせかいや

My Old Kentucky Home 【田中敏行②】

いろんな国に行かせていただき感じたことは、「宗教」というのが生活、または国のルールのベース(基礎)になっているということ。

その中でもアメリカは、もちろんのことですが、キリスト教の教えがベースで成り立っていると感じました。

特に私の暮らしていたケンタッキー州は、偏見もありますが、田舎ということもあって、友人や知人の多くが日曜日の教会のミサに積極的に参加していたように思います。

つまり信仰熱心で、「神様」に対して真面目に向き合う方が多かった印象です。

挨拶一つにしても、当たり前に笑顔で手を振って声をかけます。

道路で立ち往生している人がいると、通りかかった人みんなが協力して助けるシーンを何度も見かけました。

「隣人を愛しなさい」という教えからくる、日本人とは少し違う「貢献」の姿を見ました。

私の貴重な体験の中に、天理教の学生会や青年会に似た活動、「YMCA(Young Men's ChristianAssociation)」の集会に参加する機会がありました。

どんなことをしたのかは正直忘れてしまいましたが、天理教の信者である私の話をみんなが真剣に聞き、いろんな質問をしてくれたことは今でも心に残っています。

私がアメリカで出会ったどの方も宗教に対して抵抗がなく、ちゃんと神様を「偉大な存在」という共通認識をもってお話ができているという感じがしました。

アメリカ伝道庁の記念祭にてみんなで仮装して出し物

宗教的なこととは違いますが、このような貴重な体験もしました。

日本には無い文化「FridayNight(金曜日の夜)」です。

多くの曲のタイトルにもなっていたりして、フライデーナイトというのを耳にされた方も多いと思います。

休日を大切にする(これも宗教的要素からですが) アメリカ人にとって、休みに入る前日、つまり週末の夜というのも恋人や友人たちと共に過ごす、大事な「遊ぶ時間」であります。

私の高校時代は、みんなでボーリングやビリヤード、映画館などに行ったり、夕食を共にしたりしました。

ちなみに私の住んでいた街の映画館では、フライデーナイトの時は2ドル(約200円)で観ることができましたので、友人と2週続けて同じ映画を観にいったりすることもありました。(笑)

海外での生活や渡航を通して、又、父が現在も海外で生活していることもあり、人種や経済、世界情勢、一般常識など、日本で生活していただけでは考えることもなかったことにも、お陰で関心を持つようになりました。

せかいぢういちれつわみなきよたいや たにんとゆうわさらにないぞや(13号43)

いつか「世界たすけ」を胸に、ケンタッキーに布教をしに戻りたいなと思っています。(田中敏行)

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