災救隊OB隊、御所支部隊が相次ぎ救援活動を
元日に起きた大地震からまもなく9ヶ月。
被災地では、仮設住宅の建設が進むなど復興の兆しが見えつつも、倒壊した建物の多くが残されたままである。
先日の豪雨による被害も重なり、被災した人々が安心して暮らせる日常を取り戻すには、まだまだ息の長い救援活動が必要である。
8月19日~21日にかけて教区災救隊の元世話班で結成したOB隊5名が、七尾市中島の宿営地を拠点に、志賀町ボランティアセンターを通じて、同町の被災民家の石塀解体作業(13メートル)を行った。
続いて、御所支部隊6名が、8月26日~28日にかけて同地に赴き、OB隊の石塀解体作業を引き継いだ。
尚御所支部隊の活動は、現地の教友並びに大阪泉北支部隊の有志と合同で行い、石塀解体(30メートル)の他、屋根のブルーシート補修3件、被災家屋の荷物搬出2件、輪島塗漆器の運搬及び寄贈1件、計7件のニーズを完了した。
今回OB隊を率いた岡本善弘元教区災救隊隊長は、従前より自ら被災地へ駆けつけることを旨に様々な地域へ赴いてきた経歴から、この度の出動もその一念より発し、長年同氏と共に活動してきた元世話班の4名がそれに加わった形であった。
また御所支部隊(西川元朗隊長)は、平成23年紀伊半島豪雨災害時に支部隊を結成し、十津川で復旧ひのきしんを行い、以後教区出動などにも積極的に参加してきた経緯から、この度の出動へと繋がった。
(寄稿 御所支部・永田知明氏)