結成50周年記念大会【災害救援ひのきしん隊奈良教区隊】

11月12日、『災害救援ひのきしん隊奈良教区隊結成50周年記念大会』の式典がおやさとやかた南右第二棟陽気ホールを会場に開催され、65名が参加した。

災害救援ひのきしん隊奈良教区隊(植田一平隊長)は昭和47年11月12日に結成され、本年は結成50周年の節目を迎えた。

当日は、橋本武長本部長はじめ本部主事2名、上村善孝教区長、中川徳弘元隊長が来賓として列席し、お祝いの言葉を述べられた。

橋本本部長は、昨年迎えた災害救援ひのきしん隊(以降、災救隊)50周年の記念式典で真柱様より頂戴した災救隊におかけ下さる思いを基に、結成からの歩みと、これからについて話された。

その中に、災救隊が行政から信頼を得て様々な活動が出来るのは、災救隊が自己完結型の組織であり、奈良教区隊もその思いで活動していることに謝辞を述べられた。

引き続き、教区長より、結成より災救隊に関わった歴代隊長、常任委員(世話班)、隊員方々を労らわれ、50年の道中、自然の猛威を目の当たりにしても、おたすけの精神で乗り越え、今に至っていることを話された。

その後、元常任委員の有志で作成した奈良教区隊50年のビデオを上映。出動した数々の災害現場での活動を振り返った。

続いて、教区隊々長を15年間勤められた中川元隊長が記念講話をされた。

中川元隊長

特に記憶に残る『阪神淡路大震災』の話では、発生後即、淡路島の現地へ近隣でもない奈良教区隊が入ることができたのは、本部へ何度も電話をかけ、その熱が伝わった結果であったと。

また、活動を終え、反省会を行う中で常任委員が各々の部署で責任をもって勤めるようになり、救援活動を通してこの隊が作り上げられていることを話された。

隊長就任後のお話では、現在の訓練様式である行政との連携が始まった経緯や、真柱様が常に仰られる『地域の核になって欲しい』の言葉から、地域におけるおたすけ活動が一番できるのは災救隊ではないかと、これからの隊員に期待をかけられた。

最後に、植田隊長が日頃のご支援と大会参加の御礼を述べ、隊員は常にひのきしんの心を忘れず、災害が少なくなるようにご守護いただけることを常に心に置いて活動していくことを誓い、今後の災救隊への力添えを願われた。

翌13日には、今年度の教区訓練を行った。本来予定していた白川地区の竹林整備は雨天のため現場を変更し、午前は本部神殿東西階下の清掃、午後は西回廊より伸びる小廊下の清掃を行った。訓練の参加者は33名であった。