災害救援ひのきしん隊奈良教区隊(冨松基成隊長)は、10月28日、29日に橿原市新沢千塚古墳群公園(檜他、雑木伐採)と橿原市菖蒲町(ブロック塀解体)を会場に、八木大教会の協力のもと、教区訓練を実施、82名の隊員が実動した。
例年は一泊二日での訓練であるが、今回はコロナ禍での実施のため、日帰りで行い、参加者は本部災救隊による活動ガイドラインに沿って、二週間前からの検温、健康チェックを行った上で本番に臨んだ。
亀田忠彦橿原市長出席のもと、結隊式が行われた後、伐採4班とブロック塀解体1班の二手に分かれ、伐採班では、三重教区隊よりチェーンソーのプロを招いて安全講習を行い、5カ所の作業現場に分かれ、檜や雑木の伐採作業を技術班による指導を受けながら行った。
菖蒲町の解体現場となったブロック塀は高さ5メートルの擁壁の上にあり、長年放置され劣化、また崩れてきている部分もあり、そのすぐ下には民家が建ち並ぶという危険な場所で、自治会が市に依頼されていた作業を、今回災救隊で行う事となった。
コロナ感染防止対策をとりながらの困難な訓練であったが、参加者は勇んで訓練にあたり、無事事故無く予定を大きく上回る作業をこなし、橿原市長はじめ地域住民の方々に大変喜んで頂き、有意義な訓練となった。