『教祖伝逸話篇イマジネーション』
                        絵と文 村方米太

 

河内国の山本利三郎は、村相撲で近村の力自慢を破り優勝した。

その折り胸を打ち、三年間の床に臥した。そんな夏の日、利三郎は毎夜不思議な夢を見た。東の信貴山の向こうから明るく輝いているのである。

同じ頃、父親の利八は仕事にきていた大和の布留の木挽人の熊さんから、
「大和のぢばに生き神様が居られる。」
との、においが掛けられ、利八はさっそくおぢばへ帰り、教祖から
「どんな病でも救からんことはない。早速つれておいで。おまえの来るのを、今日か明日かと待っていたのやで。」
とのお言葉をいただき、その言葉を利三郎に伝げたのです。

この後、利三郎ははたとえ命が尽きても、教祖に御目にかかりたいと、生死を超えたおぢばがえりと、教祖から仰せ下された御言葉に身を震える感動を受けた。

「風呂へ入り出て来ると、これで清々したやろ。」
と、教祖からまるで赤子に産着を着せるようにやさしく新しい着物をかけられた。

まさに、ここに、「国の掛け橋、丸太橋、・・・」「荒木棟梁」に生まれ変わった利三郎がいたのです。

”夢でなりとも匂い掛け”もし、利三郎が夢を見なかったら、利八に匂いが掛からなかったら・・。夢でなりとと思える日ですね。

教区報より