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七つといえばやんちゃ盛りであり、人見知りを覚える頃でもある。
宗太郎は、初めて教祖にお目にかかったが固くなり、そこから先へ進もうとしない。
教祖は優しく手招きされ、お側の蜜柑をくるりと剥かれ、その一袋の筋を取って、背中の方から指を入れられた。
すると、まるで歌を唄うように、指人形のようにその蜜柑が動き踊りました。
宗太郎は好奇心いっぱいです。
その時です「指をだしや。」トンビが舞い降りてきました。
宗太郎は小さな指を出すと、その上に蜜柑が載せられます。
「トンビトート、カラスカーカー。」
幾度も繰り返され、宗太郎は浮き浮きしてきました。
教祖が筋を取ろうとした時、宗太郎の手が伸びてきました。
今度は宗太郎が教祖の仕草の真似をして、筋を取り、指を入れ「トンビトート、カラスカーカー。」と教祖のお手に止まらせました。
それを召し上がられた教祖はお喜びになりました。
さて、誰の心の中にもこんな平和に満ちた出来事があるのではと思います。
でも、ふるさとの匂いのするこの逸話の奥に「育てば育つ」大切な教えが秘められていると思いました。
それは、幼児には無理だから思い込まずに蜜柑の袋の皮を取る作業を、楽しく見せて学ばされ、しかも、教祖と宗太郎には深い絆が結ばれたと思います。 |
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